□5月9日(木)


見て、信じた人たち


ヨハネの福音書11:45-57(45)

聖書本文

11:45  マリアのところに来ていて、イエスがなさったことを見たユダヤ人の多くが、イエスを信じた。
11:46 しかし、何人かはパリサイ人たちのところに行って、イエスがなさったことを伝えた。
11:47  祭司長たちとパリサイ人たちは最高法院を召集して言った。「われわれは何をしているのか。あの者が多くのしるしを行っているというのに。
11:48 あの者をこのまま放っておけば、すべての人があの者を信じるようになる。そうなると、ローマ人がやって来て、われわれの土地も国民も取り上げてしまうだろう。」
11:49 しかし、彼らのうちの一人で、その年の大祭司であったカヤパが、彼らに言った。「あなたがたは何も分かっていない。
11:50 一人の人が民に代わって死んで、国民全体が滅びないですむほうが、自分たちにとって得策だということを、考えてもいない。」
11:51 このことは、彼が自分から言ったのではなかった。彼はその年の大祭司であったので、イエスが国民のために死のうとしておられること、
11:52 また、ただ国民のためだけでなく、散らされている神の子らを一つに集めるためにも死のうとしておられることを、預言したのである。
11:53 その日以来、彼らはイエスを殺そうと企んだ。
11:54  そのために、イエスはもはやユダヤ人たちの間を公然と歩くことをせず、そこから荒野に近い地方に去って、エフライムという町に入り、弟子たちとともにそこに滞在された。
11:55  さて、ユダヤ人の過越の祭りが近づいた。多くの人々が、身を清めるため、過越の祭りの前に地方からエルサレムに上って来た。
11:56 彼らはイエスを捜し、宮の中に立って互いに話していた。「どう思うか。あの方は祭りに来られないのだろうか。」
11:57 祭司長たち、パリサイ人たちはイエスを捕らえるために、イエスがどこにいるかを知っている者は報告するように、という命令を出していた。

聖書引用:新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会


日毎の糧

マリアのところに来ていた多くのユダヤ人たちは、ラザロの蘇りを見て、イエス様を信じました。しかし祭司長たちとパリサイ人たちは、その出来事の報告を受け、このうわさが広がって、全ての人がイエス様を信じるようになり、自分たちの権威が脅かされることをひどく恐れました。

彼らは、イエス様のしるしを目の当たりにしていながら、自分たちが間違っていることを認められずに拒絶しました。その時、大祭司カヤパは、「一人の人が民に代わって死んで、国民全体が滅びないですむほうが、自分たちにとって得策だということを、考えてもいない。」とそれらしい論理を出して、イエス様を殺さなければならないと主張しました。

イエス様は死んだ者をよみがえらせるいのちの御業を行なわれましたが、ユダヤ人たちはイエス様を殺そうと血眼になりました。彼らは自分が何をしているのか理解できませんでしたが、神様によってイエス様の死を説明するために用いられました。



祈り:主よ、全てのことが主の御手の上にあることを悟ります。躓くことなくイエス様の愛と恵みを受け入れ、主の祝福の道を歩むようにどうか助けてください。

一言:イエス様を信じましょう

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧