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10新年1 片手で仕事、片手に聖書

投稿者: Calebkim 掲載日: 2010/1/3 (2736 回閲覧)
2010年新年修養会第1講

片手で仕事、片手に聖書

御言葉:ネヘミヤ記4:1?4:23
要 節:4:17「城壁を築く者たち、荷をかついで運ぶ者たちは、片手で仕事をし、片手に投げ槍を堅く握っていた。」

皆さん!新年おめでとうございます。年が明けると、多くの人々は神社やお寺などに行って初詣をし、新たな年の無事を祈ります。また、お正月には「おめでとうございます」と挨拶します。それは、お正月になると、みんな1歳年をとるという数え年の考えから来ています。お正月にはその年の「年神様」から皆が一つ年をいただき、みんなの誕生日みたいなものだから「おめでとう」と挨拶をするわけです。今年は「寅(とら)年」ですが、「虎」と言えば、猛獣の中でも実に優雅で勇猛たる動物として昔から知られています。「虎」のイメージから一つの御言葉が思い浮かんできます。「強くあれ。雄々しくあれ。彼らを恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主ご自身が、あなたと共に進まれるからだ。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」(申31:6)

 皆さんは、どんな希望を持って、新年をお迎えになったでしょうか。恐らく去年を振り返ってみながら、今までなかった大きな希望や期待を持って、各々出発したことでしょう。新年の始まりにネヘミヤ記を学ぶようにしてくださった神様に感謝と栄光を返します。

  「ネヘミヤ記」は、元来「エズラ記」と深く関係がある御言葉で、二つをあわせて「エズラ・ネヘミヤ記」と呼ぶ学者も少なくないと言われています。「エズラ・ネヘミヤ記」には3人の偉大な指導者、「ゼルバベル」、「エズラ」、「ネヘミヤ」という人物が出ています。ゼルバベルはバビロンの捕虜生活から帰ってきて神殿再建の中枢的役割を果たしました。エズラは律法を再び制定し、ネヘミヤはエルサレムの城壁を再建しました。彼ら三人は、周りの様々な妨害や反対があったにも関わらず、自分たちの任務を成功裏に果たしたのです。

 実は、彼らの働きの裏には神様の大きな働きがあったのです。イスラエルの民たちがバビロンの捕虜生活から解放されたのも、神殿が再建されたのも、神様の働きがあったからこそのことでした。神様はペルシヤの王クロスの霊を奮い立たせました。すると、王クロスは「天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じられた。あなたがたのうち、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。彼はエルサレムにいます神である。」と言いました(エズラ1:2、3)。神様は彼らを通してそれぞれ異なった断面から再建を計画されたわけです。それは、神殿、共同体、城壁の再建です。この三つはイスラエルを再建するに当たって、最も大切なものです。神殿と城壁の崩壊と共に、失われてしまった選民としての共同体とアイデンティティ、堕落してしまった霊性など、神様はそれらを再建し、修復させようとしておられたわけです。
1節をご覧ください。ネヘミヤとユダヤ人たちが、神殿を守る城壁を修復していた時のことでした。以前ネヘミヤはエルサレムに帰還した後、すぐ城壁の再建を計画し、その旨を民たちに告げました。「あなたがたは、私たちの当面している困難を見ている。エルサレムは廃墟となり、その門は火で焼き払われたままである。さあ、エルサレムの城壁を建て直し、もうこれ以上そしりを受けないようにしよう。」すると、民たちは「さあ、再建に取りかかろう。」と打てば響くように喜んで応じました(2:17,18)。このように彼らは城壁の再建という一つの目的に、一人ひとり互いに与えられた恵みに従って、異なった賜物を持って協力し合ったのです(ローマ12:3?8)。民たちには働く気もあり、精一杯主の御業に協力しました。そういうわけで城壁の建て直しは、その高さの半分まで継ぎ合わされたのです(6)。良き指導者と良き同労者たちがいる素晴しい共同体、これが理想的な共同体のモデルではないかと思います。そのうえ、「毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、すべての民に好意を持たれ、主が毎日救われる人々を仲間に加えてくださる」ならば(使2:46,47)、なおさら良いことでしょう。今年は聖書勉強をチーム別にやるように決まったのですが、皆が新しい和、小さな城壁を築き上げると、この教会は美しい共同体になれると確信しております。

ところが、主の城壁の再建が進んでいくにつれて、反対や妨害も一層激しくなりました。周りのペルシヤの総督たちは、城壁を修復しているのを聞くと、怒り、また非常に憤慨して、ユダヤ人を嘲りました。『「この哀れなユダヤ人たちは、いったい何をしているのか。あれを修復して、いけにえをささげようとするのか。・・・」、「彼らの建て直している城壁なら、一匹の狐が上っても、その石垣をくずしてしまうだろう。」』(2、3)。また、彼らはエルサレムに攻め入り、混乱を起こそうと陰謀を企てました(8)。さらに、修復に携わっている人々に「家族を殺すぞ」と脅迫しました(11)。彼らはユダヤ人の士気やモチベーションを挫いて、やる気を落とさせ、何としてでも城壁の再建を妨害しようとしたのです。

私たちの住むこの社会は、それほど妨害がないように見えます。法律にはちゃんと言論や宗教の自由が定められてあるからです。ところが、真理の側に立つ歩みを貫こうとする時には、様々な反対や妨害、嫌がらせ、警戒心などを恐れて、真理からそれてしまう人も少なくありません。又は自分の弱さ、ふがいなさ、無力さで自信をなくしてしまう場合もあるでしょう。それで、私自身もいつ、ぎりぎりの信仰告白を問われるか分からないので、いつでもイエス様と共に、真理の側に立った歩みを貫くことができるようにと、祈っていますし、聖書を通して心を備えているわけなのです。いざ信仰が問われるという肝心な時に、「主は、私のキリストです。」と信仰をしっかり守るように、日々戦っているのです。

10,12節を見ると、想定外の問題が起こりました。それは、荷を担う者の力は衰えているのに、やるべき仕事は山をなしていたのです。やるべきことが山ほどあることが分かっていても力が出ないという、どうしようもない危機に陥ったわけです。今度は、敵の恐喝に怯えた家族たちが10回もやって来て「私たちの所に戻ってきてほしい」と、男たちの帰りを求めていたのです。もし、このまま工事を中断させ、男たちを皆帰らせると、城壁の修復は台無しになり、共同体の回復も水の泡になるはずです。また、そのようになることをサタンは狙っていたことでしょう。
このとき、ネヘミヤはどのようにして、その難関を打開したのでしょうか。

第一に、ネヘミヤは神様に祈りました。

ネヘミヤの肩書きは王の献酌官で、彼は王から信頼された平信徒でした。なのに、彼は日々神様に祈る「祈りの人」でした。「エルサレムの城壁が崩され、その門は火で焼き払われたままだ」という知らせを聞いた時、彼は数日の間、断食して天の神の前にお祈りをしました。(1:3,4) 「ああ、天の神、主。大いなる、恐るべき神。主を愛し、主の命令を守る者に対しては…どうぞ、…この僕の祈りを聞いてください」(1:4?6)。「ああ、主よ。どうぞ、この僕の祈りと、あなたの名を喜んで敬うあなたの僕たちの祈りとに、耳を傾けてください。どうぞ、きょう、このしもべに幸いを見せ、この人の前に、憐れみを受けさせてください」(1:11)。彼は、昼も夜も主の前に、イスラエルが犯した罪のためにも悔い改めのお祈りをしたのです。

4、5節をご覧ください。「お聞きください、私たちの神。私たちは軽蔑されています。彼らのそしりを彼らの頭に返し、彼らが捕囚の地でかすめ奪われるようにしてください。4:5 彼らの咎を赦すことなく、彼らの罪を御前からぬぐい去らないでください。彼らは建て直す者たちを侮辱したからです。」イエス様は十字架上でお赦しの祈りをされました。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分で分からないのです。」(ルカ23:34) ところがネヘミヤは、彼らが神に赦されることがないように祈ったのです。彼は感情に走って怒ったり、叱ったりしませんでした。「売り言葉に買い言葉」で対応もしませんでした。むしろ、その時代の慣習によって、神の御業に反した人々を正しく裁いてくださるようにと祈ったのです。このネヘミヤの祈りには、神様に対して揺るがない確信と、全てのことを神様に委ねる信仰が見られます。確かにクリスチャンは、怒りや憤り、復讐や暴力といったものには不慣れですが、必ずしもそうでもない場合もあるでしょう。例えば、聖霊の御業を邪魔することに対しては、しっかり対応しなければなりません。今年身近に何かが起こるかもしれません。しかし、皆が祈りを持って様々な問題に挑戦して、神様の深い愛と導きを体験できる年となりますよう切に祈ります。

第二に、大いなる恐るべき主を覚え、信仰によって戦っていくようにしました。

14節を読んでみましょう。「私は彼らが恐れているのを見て立ち上がり、おもだった人々や、代表者たち、およびその他の人々に言った。彼らを恐れてはならない。大いなる恐るべき主を覚え、自分たちの兄弟、息子、娘、妻、また家のために戦いなさい。」民たちは、周りのしつこい妨害や引切り無しの脅迫で恐れをなしていたようです。働く気も無くして意気消沈し、右往左往していたようです。熱心にやってきた結果なので、「まあ、仕方がないか」と身を引きたくなるところです。ところが、ネヘミヤは、どのようにしたのでしょうか。すぐ工事を中断させ、そこから身を引きましたか。それとも、民たちの生活を優先して彼らを帰らせましたか。もし、ここで終らせてしまうと、気持ちは楽になるかもしれません。しかし、もしそうするなら信仰の力は決して体験することができません。生きておられる神様の深い愛や導きをも感じ取りません。ですから、ネヘミヤは強く言ったわけなのです。「彼らを恐れてはならない。大いなる恐るべき主を覚え、…戦いなさい。」と。“イスラエルの皆さん。出エジプトの時を覚えてください。紅海はどのように渡ったのでしょうか。「恐れてはいけません。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行なわれる主の救いを見なさい。…主があなたがたのために戦われる。…」(出14:13,14)。だから、みんな信仰によって戦って行こうではありませんか。” 15節を見ると、「神がかれら(敵)の企みを打ちこわされたということを聞いたとき、…それぞれ自分の工事に戻った」とあります。民たちの心には新しい信仰が芽生えたようです。

第三に、片手で仕事をし、片手に投げ槍(聖書)を握らせました。

17節を読んでみましょう。「城壁を築く者たち、荷をかついで運ぶ者たちは、片手で仕事をし、片手に投げ槍を堅く握っていた。」ネヘミヤは、民たちに城壁の修復をしながら、武器を持って警備に当たるようにしました。若い者の半分は工事を続け、他の半分は警備に配置し、隊長たちにはユダの全家を守るようにしました。なぜ、ネヘミヤは民を武装させたのでしょうか。ここでの武器は、攻撃や侵略のためのものではなく、身を守るための手段でした。彼らが武装する前に神様に祈ったということから、民に求められていることは、武器の強さでも、数における優位でもなく、神の存在とその救いの能力とに対する揺るがない信仰だったのです。ネヘミヤは、この戦いの大儀は神のものであり、神がそれを守って下さるということを彼らに思い起こさせて、意気消沈している働き手に必要な希望と勇気を与えようとしたのです。ダビデも?サムエル記17章でこう言いました。「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。」(45)「…この戦いは主の戦いだ。主はお前たちを我々の手に渡される。」(47)

ここで「投げ槍」というものは、私たちにとっては「聖書」と言えます。「片手で仕事、片手に聖書」。これは理想的な平信徒の姿です。学生には学問の仕事があり、奥さんたちには子育ての仕事があります。どんな仕事にしても、それ一つに集中するだけでも本当に大変です。仕事に追われると、聖書勉強や祈り、賛美の時間を後回しにしたくなりがちです。「一つは何とかできますが、二つを同時にするのは無理です」と言い訳したくもなります。ところが、この二つは私たちにとっては本当に大切で、どっちも疎かにしてはならないことなのです。しかも、私たち教会には日本のリバイバルという使命も与えられております。去年、聖書通読のリレーで立派に完走した「ぶどうの木のフェローシップ」の皆さんを、心から尊敬し、たたえます。後で手厚い賞がもらえますので、期待してください。私のフェローシップは最下位でしたが、今年は優勝するように同労者たちと協力し合って頑張っていきたいと思います。私たちは二つでも三つでもできるはずです。なぜなら、私たちの神が私たちのために戦ってくださるからです(20)。働く気があれば、神様は私たちに2倍、3倍の力を与えてくださるからです。18節を見ますと、角笛を吹き鳴らす者たちもいました。これは賛美のことでしょう。信仰生活の三拍子と言えば、聖書、祈り、賛美です。賛美には霊性を覚醒させる力があります。一年間を通して、この教会に聖書勉強や祈りの熱気、賛美の歌声が満ちていますよう、皆で心と力を合わせていきましょう。
今年は皆が片手で仕事をし、片手に聖書を持って大きく飛躍する年、そして私たちの神様によって全ての祈りがなされた(6:16)という体験ができる年となりますよう祈ります。

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